MoonWalker

yama

0時以降に目が覚めた
誰もいない終電に揺らされて
反射した窓の中に 映る僕の肩を月が触れるように照らしていた

静かな夢から
世界が回り出した
脆くて痛ましい日々を
夢中で愛してくれ

かき鳴らせメーデー
命を込めて踊り出せ
限界高度破って
馬鹿みたいに
爆ぜて明々
夜すら怯えさせて
そのままずっと遠くもっと遠く
何光年先へ

そうじゃない 誰がなんと言おうと
僕じゃないと見えない世界なのだ
いいじゃない それが悪夢だろうと
どうせ最期の人生
月でも目指そうか

最低に終わる時でも
その欠片がきっと僕になる
だから今は泣いたっていい
少し離れたっていい
何処へ行こうと僕に変わりないのさ

微かな期待も
濁ったこの世界で
崩れて声もなくして
どうして愛せばいい?

呼吸が辛い
真夜中みたい
音も無い
闇の中一人でいた
怖くない訳じゃないでも譲れない
この痛みも弱さも僕のもの

かき鳴らせメーデー
命を込めて踊り出せ
限界高度破って
馬鹿みたいに爆ぜて
明々
夜すら怯えさせて
そのままずっと遠くもっと遠く
何光年先へ

そうじゃない 誰がなんと言おうと
僕じゃないと見えない世界なのだ
いいじゃない それが悪夢だろうと
どうせ最期の人生さ

僕らが描いたものがまさに
何億年と煌めいている
かき鳴らせメーデー 祈りを込めていた
どうせ最期の人生
月でも歩こうか