Yamiyo

Eve

救いなどない 生まれ堕ちてきた
歪な心の形に 勇ましい鼓動の叫び
振り向きはしない 修羅の道だって枯れゆく季節など超えて 確かな真実を探した

醜い姿に
その痛みさえも気づけないまま僕達は
この皮も剥がしてしまったの

ああいつだって 愚かさに苛まれているの
でもさ辛くなって 終わらない夜ならば
きっと疑わぬ貴方 呪われた世界を愛せるから
全てを背負った今

憂いを纏い 闇に堕ちてきた
淀みない言の葉さえも 塞ぎこんでしまうなら
産声などない 吐き出すことだって
いくつもの刃携えて 心に鬼を宿した

浅ましい声に
この世界からはじき出されてく僕達は
それでも明日を願ったの

あぁ 君だって 寂しさと哀を抱いて眠るの
でもさ触れたくなって 愛しいほどの涙
きっと月が陰れば この夜の淵まで愛せるから
その炎はまだ揺らめく

汚れてしまわないように
消えて無くならないように
見えないものだって抱きしめたいから
あの日の僕に間違いなどない 救いの声を
失うばかりの 血の滲むような物語も
闇夜に染まれど それでも歩みを止めることはない
もう貴方は独りじゃないから あぁ

ああいつだって 愚かさに苛まれているの
でもさ辛くなって 終わらない夜ならば
きっと疑わぬ貴方 呪われた世界を 愛せるから
全てを背負った今
取り戻すの