Kakurenbo

優里

散らかったこの狭い部屋は 孤独と二人息が詰まる
文句を言いながら片付けてくれた君は出かけたまま
君にもらったタンブラー 自由の女神のイラストも部屋の隅で寂しそうな顔をしてる

君はまたねって言ったよね
嘘はやめてと口うるさく言ってたでしょ
そんな君が嘘をつくの?
僕を一人置いていくなんて間違ってるよ

かくれんぼなんかしてないで
もういいよって早く言って
もういいかいその言葉が宙に舞う
かくれんぼなんかしてないで
まだだよって焦らさないで
もういいかい もういいかい
グッバイ

君の夢何度も僕は見るたびに
またかよって言葉をこぼして一人泣きまた夢の中に
部屋に隠れた面影達は
簡単にみつけられるのに
君はさ隠れるのが上手だね

僕は目瞑って 膝抱えて
まだ10秒 数え終わっていないのに
覗き見してズルしたから
君はどこかいなくなってしまったのかな

ジャンケンで負けて僕が鬼?
そんな上手に隠れないで
出てきてよ もういいだろ日が沈む
かくれんぼなんかしてないで
この声に答えてよ
もういいかい もういいよ聞かせて
どこにいるの

バカだよなわかってるよバカさ
もう君からは僕を感じないんだ
君の頭の中は 満員まるで朝の小田急線
僕が乗り込む隙間なんて ないのかな
ひとりにしないで

かくれんぼなんかしてないで
もういいよって早く言って
もういいかいその言葉が宙に舞う

かくれんぼなんかしてないで
まだだよって焦らさないで
もういいかいもういいかい
グッバイ