光るとき

Hitsujibungaku

あの花が
咲いたのは
そこに種が落ちたからで
いつかまた枯れた後で
種になって続いてく

君たちの
足跡は
進むたび
変わってゆくのに
永遠に見えるものに
苦しんでばかりだね

荒野を駆ける
この両足で
ゴーイング ゴーイング
それだけなんだ
明日へ旅立つ準備はいいかい

そこで戸惑う
でも運命が
コーリング コーリング
呼んでいる
ならば 全てを生きてやれ
あー あー

何回だって言うよ
世界は美しいよ
君がそれを諦めないからだよ
最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても
今だけはここにあるよ
君のまま光ってゆけよ

あの花が
落ちるとき
その役目を
知らなくても
側にいた人はきっと
分かっているはずだから

海風を切る
胸いっぱいに
ゴーイング ゴーイング
息をするんだ
今日を旅立つ準備はいいかい

ときに戸惑う
繰り返すんだ
コーリング コーリング
聞こえてる
ならば 全てを生きてやる

何回だって言うよ
世界は美しいよ
君がそれを諦めないからだよ
混沌の時代に
泥だらけの君のままで輝きを見つめていて
悲しみに向かう夜も
揺るがずに光っていてよ

いつか巡ってまた会おうよ
最終回のその後も
誰かが君と生きた記憶を
語り継ぐでしょう

いつか笑ってまた会おうよ
永遠なんてないとしたら
この最悪な時代もきっと
続かないでしょう

君たちはありあまる奇跡を
駆け抜けて今をゆく