Z.E.R.O.

BLUE ENCOUNT

大義を貫くため今日も
仮面をいくつも持ち歩いて
誰かを傷つけるたびに何度も化けの皮付け替えた
しまいには自分見失って
手当たり次第に憎み合って
気がつけば握っていたのは
いびつなキョウキだった

それ全部剥ぎ取ってくれた
あなたの最後の泣いた顔は
僕に似ていたんだ

終わらせぬために
穢されぬために
闇に成った僕を許して
流れていった血
こぼれた一滴が
世界を正す力になるなら
怖くはないんだ
この命捧ぐ

愛した未来と異なった
現実が心を蝕んだ
一人でに歩く憤り
こじらせた痛みは堕ちていく
素顔なんてとうに捨て去った
残ったのは淡い黒だった
聖者になんてなれないと
本当は知っていたのに

この手汚してまで奪った
勝利の味はなんか
毒に似ていたんだ

終わらせぬために
穢されぬために
悪をもって罪を制して
重ねていった別れ
宿した希望が
誰かにとっての嘘になろうと
もうどうでもいいんだ
これが僕なんだ

集めた悲しみ背負うから
どうかあなたは生き続けて

終わらせぬために
穢されぬために
構わないよ 僕を殺して
流れていった血
こぼれた一滴が
あなたの生きる理由になるなら
怖くはないんだ
この命捧ぐ
零になって壊す