八月の陽炎

Macaroni Empitsu

言葉はファッションではないからさ
飾れど重ねど どうも上手く キまらないもんだな
正しさと間違いの間に 悲しさと勘違いの愛に
何度も折り合いをつけてきた
待った無しの人生で いつも待ち合わせて
少しの居場所を分け合った
運命は作り話と言った彼女が 女神にみえた八月の陽炎

言葉は壁やガラスであってほしくはないのに
想いを伝えた代償はいつも 割れた孤独なんです

正しさをおしえてくれたのは 間違えて出会ったあなただった
いつもそうだった
分かっていないふりで 実はは知ってたんだ
少しの居場所を 譲ってくれてありがとう

サンセット 本当のことは 一つだって知りたくないのさ
サンセット あこがれた通り 僕は正直に僕を騙してる
茹だるような紫の影 君への想いも無理に 冷ました夏
濡れたままのシャツ

地平線の向こう 八月の陽炎
きっとずっと十代の自分が居る
見たくない真っ黒のそれに 生き先を尋ねてた

サンセット 本当のことは 一つだって知りたくないのさ
サンセット あの人みたいに 僕は正直に僕を騙してる
茹だるような紫の影 君への想いも無理に 冷ました夏
乾いてゆくシャツ